エゴに捕らわれて、自分のことばかり考えていれば、閉塞感を感じる。自分と自分以外の境界があって、その内側に捕らわれている感覚だ。
キリスト教では、神中心、他力中心に徹することを説く。それによって、自分中心から開放される。それによって閉塞感からも開放される。神中心だと、自分が神の奴隷になり、自由がなくなるのではと思うかも。しかしそうはならない。閉塞感=不自由さの感覚は、自己中心の状態から来るからだ。
エゴは、自己保存本能と自意識が結びついたものだ。なので自己中心の状態では、自分を守らなければいけない。根本的に言えば、死なないようにしないといけない。そこからくる緊張感が強くなる。
自己保存の気持ちは自然なものだが、不安、緊張感をもたらす。他力中心に徹することで、その緊張感は和らぐ。