2015/09/01

他宗教への寛容さ

意識を意識する喜びを感じる。そういう自分なりの、信仰以前の実感でも、救われている。
しかし、例えばキリスト教徒で、神はイエスキリストしかいない、という人はその信仰で救われている。その人に対して、他宗教にも寛容になったほうがいいと言っても、逆に相対主義を押し付けることになる。
信仰している人が、「自分にはこの宗教しかない」と思うことは自然なこと。しかし、それと同時に他宗教で救われている人がいることを認めることはできる。他宗教で救われている人に、その宗教は価値がないというのはよくない。他宗教への寛容さとは、他宗教を信じている人への寛容さ。