2017/12/26

犬にエゴはない

家で飼っている犬の目を見ると、きれいだ。心の状態が目に現れる。もちろん感情はある。思考もあるかもしれない。しかし、「自分は~」「自分が~」というエゴはないだろう。エゴの元になる自我の感覚=自分を世界から分離する感覚もあまりないのではないか。自分は犬ではないので本当のことはわからないが。人が動物を好きになる理由の一つは、その感じなのではないか。

2017/12/24

心の重心が意識・生命力に移っていく

人間が死ぬ時、脳死状態になる。その時、意識は失われるが、体の細胞はまだ生きている。しばらくすると、生命の働きも停止し、細胞も死ぬ。そう考えると、順番としては。まず生命の働きがあり、脳の働きがあり、意識があり、思考・感情があり、自我の感覚があり、エゴがある。夢も見ない深い眠りの間にも、意識から先は失われている。目覚めた時、意識が働き出し、思考・感情が動き出す。

生命の働き→脳の働き→意識→思考・感情→自我の感覚→エゴ

瞑想によって、思考・感情へ埋もれている状態から抜け出す。心の重心が思考・感情以前の意識・生命の働きの方に次第に移っていく。

2017/10/25

子供の頃の生き生きとした感覚を取り戻す

普段は、思考・概念のフィルターを通して感覚を体験している。その状態では、生き生きとした感覚を体験できない。例えば散歩していても、『いつもの普通の道じゃないか』とか考えて、つまらなく感じてしまう。犬なら思考・概念の影響を受けないので、普段と同じ道を通っても大喜びだ。
意識を意識することが習慣になると、心の重心が意識自体に移ってくる。そうなれば思考・概念のフィルターが弱まり、子供の頃の生き生きとした感覚が戻ってくる。
ただし、ネガティブな感情に大きく影響されている時は、そういう微妙な感覚は感じられない。

2017/06/26

人に喜ばれることに喜びを見い出す

人に喜ばれることに喜びを見い出す。それが、エゴに囚われた状態から抜け出す最良の道だと思う。人から喜ばれることを考えなければ、自分のことばかり考えることになる。自分のことばかり考えていれば、どんな状況でも何かしらの不満を感じるだろう。「自分が不利なことをされた」とか。自分の不満のことばかり気にしていれば、ノイローゼになる。もし特に不満がなくても、自分のことだけ考えていれば、虚しさを感じて、それが不満になるだろう。
仏教では利他、慈悲を説く。キリスト教でも愛を説く。それが大切なのは、それによってエゴに囚われた状態から抜け出せるからではないか。
ただし、「人の役に立っている自分」という自己イメージに執着すれば、またエゴに囚われる。
同じことをやるにしても、エゴに埋もれてやるのと、人のためと思ってやるのでは違う。どういう心でやるかが問題。人のためを思って、ボランティアなど、新しいことを始めるのもいい。しかし、今やっていることを違う意識でやるのも大切。

2017/05/22

気分になっている感情に気づく

出来事に対してその都度起きる感情と、ずっと続いて気分になっている感情がある。ネガティブな気分の時は、ささいな出来事にも強い不快感を感じる。ポジティブな気分の時は、多少の不快感を感じても気にならない。
出来事に対して起きる感情は気づきやすい。しかし、気分としてずっと続いている感情は気づきにくい。いつのまにか、その感情に埋もれてしまう。退屈、つまらなさ、さびしさ等。
出来事に対して起きる感情は、怒りなど強い感情が多い。気分になっている感情は、微妙な感情が多い。なので前者に気をとられて、気分になっている感情に気づけない。そこを観察することは大切。

2017/01/12

Deus de Promessas - Toque no Altarの歌詞訳

ブラジルのToque no Altarというグループのゴスペルソング「Deus de Promessas」。バンドや聴衆の様子が熱くて感動。ブラジル人の9割はキリスト教徒らしい。一神教の熱さを感じる。
https://www.youtube.com/watch?v=qo7zKRCPPRc
ポルトガル語の歌詞を理解したくてgoogleで翻訳。英語訳は自動の訳で充分な出来。英語訳を日本語に訳した処、少し直さないとだめな感じだった。
googleドライブ
ゴスペルなのでキリストを讃える歌だが、バンドが歌に心を込めていること、内的な喜びを表現していることが伝わってくる。だからキリスト教徒でなくても感動する。

2017/01/07

寝起きの時は、意識を意識するのに適した時間

夢も見ない深い眠りの間、意識は失われている。思考・感情・エゴもその間は無い。深い眠りから覚めた時、まず意識が働き出すが、まだ思考・感情・エゴは出てこない。だから、深い眠りから覚めた時は、清々しい感じがする。純粋に意識自体を意識できるチャンスなのだ。

2017/01/05

瞑想について

エックハルト・トール、プラユキ・ナラテボーさんの本を読んで瞑想を始めました。
瞑想についての現在の理解をまとめました
瞑想について(PDF)現在思う処を反映して、逐次更新しています。(2022/3/1更新)

「ニュー・アース」エックハルト・トールに影響を受けています。この本の内容を自分なりに言い換えているつもりです。自分がしっくりくる表現に言い換えると、理解が進むためです。