人間が死ぬ時、脳死状態になる。その時、意識は失われるが、体の細胞はまだ生きている。しばらくすると、生命の働きも停止し、細胞も死ぬ。そう考えると、順番としては。まず生命の働きがあり、脳の働きがあり、意識があり、思考・感情があり、自我の感覚があり、エゴがある。夢も見ない深い眠りの間にも、意識から先は失われている。目覚めた時、意識が働き出し、思考・感情が動き出す。
生命の働き→脳の働き→意識→思考・感情→自我の感覚→エゴ
瞑想によって、思考・感情へ埋もれている状態から抜け出す。心の重心が思考・感情以前の意識・生命の働きの方に次第に移っていく。