「自分」を中心に考え、感じてしまう。そういったエゴは、自分と世界の他の部分を区別する感覚=自我の感覚を前提としている。自我の感覚の上で自己保存本能が働いて、エゴが生まれる。自我の感覚を司る脳の部位は特定されているらしい。その部位の働きを弱める薬ができれば、エゴを弱めることができるかもしれない。
エゴの影響を受けて、人は自分を優先して行動する。エゴは競争、格差を生み出す。その競争に勝てれば人は満足する。しかし、競争に勝った者でも、エゴからくるコンプレックス、不快感はある。その不快感を弱めるために、エゴを弱める薬=抗エゴ薬ができればどうか?流行するのでは。そうなれば、人の心のあり方に影響し、社会が変わる可能性がある。
そういうコンセプトのSFが読みたい。すでに書かれているだろうか?