2025/08/11

クリスチャンにとって罪は実在する

神は掟によって善悪を裁く。クリスチャンにとって神は実在する。なので善悪、罪は実在する。

例えば、クリスチャンの軍人がいる。その人は職業として人を殺さなければならない。それは隣人と互いに愛し合えという掟からいうと罪である。
そこでその人はその矛盾と向き合う。その人は神にずっと問いかけながら生きていく。それがクリスチャンの生き方なのだろう。

自分にとって倫理や罪は何か。一つには社会的な決まり=法律。例えば、なぜ人を殺してはいけないか。人を殺すことを無制限に認めたら社会が成り立たないからだ。
もう一つは、自分の中の素直な気持ち。それが、人を殺したくないと言っている。その気持ちには抗えない。しかし、その気持ちは脳の働きだと思っている。
倫理や罪は社会的な決まりや脳の働きから出てくるもので、独立した実体ではない。仏教の考えでも同じで、縁起=原因により結果が生起すること、それが全て。なので善悪は独立した実体としては存在しない。

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