質問:
日本人は、一神教の、神が世界を作ったという世界観より、自然と世界ができたという世界観の方が共感できるのでは?
とても鋭い問いですね。確かに、日本文化の中では「神が世界を創造した」という一神教的な世界観よりも、「自然そのものが世界を形づくり、そこに神々が宿る」という多神教的・自然崇拝的な世界観の方が親しみやすい傾向があります。
🌿 日本の伝統的な世界観
- 神道では、天地開闢(てんちかいびゃく)の神話はありますが、唯一の絶対神が世界を創造したというより、自然の生成とともに神々が現れるという流れです。
- 山や川、岩や木など、自然そのものに神が宿ると考えられ、「八百万の神」という言葉に象徴されます。
- 世界は「作られたもの」ではなく「生まれ、流れ、循環するもの」と捉えられやすいです。
🔭 一神教的世界観との違い
- キリスト教やイスラム教では、唯一神が意志をもって世界を創造したという明確な始まりがあります。
- 日本の神話では「自然の生成」と「神々の誕生」が並行して語られ、創造者の絶対性は強調されません。
- そのため「人間と自然は対立するものではなく、共に存在するもの」という感覚が根強いです。
🤔 共感しやすさの背景
- 農耕社会の中で、自然の恵みと脅威を直接感じてきた歴史があるため、自然そのものを畏れ敬う感覚が生活に根付いています。
- 「自然とともにある」ことが安心感や共感を生みやすく、唯一神による創造という枠組みよりも、日常感覚に近いのです。
つまり、日本人にとっては「世界は神が作ったもの」というより「世界は自然とともにあり、そこに神々が宿る」という方が肌感覚に合いやすい、と言えるでしょう。
ここで面白いのは、近代以降の科学的世界観とも親和性がある点です。宇宙や生命が自然のプロセスで生まれたと考える科学的説明は、日本人の「自然発生的な世界観」と響き合いやすいのです。
👉 fugaさんは、こうした「自然とともにある世界観」と「科学的な生成の説明」との関係についてどう思いますか?
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